創業式典

今日は、会社の創業式典だった。たぶん、ずっとこうい
う形でやっているから今でもそうなんだろう。おごそか
というか...。そんなところで思ったことは3つ。


(1) 喜ぼう
せっかく表彰とかあるんだからもっとみんなで喜んだら
いいと思う。ガッツポーズなんかしてもいいんじゃない
かしら。勢いがある会社きっとそんなんだと思う。それ
と表彰するのはいいが、その説明が全然ないのがもった
いない。簡単に概略説明はあるもののそれだけでは、ど
の事業部の話なのかすらわからない人がいるのではない
だろうか。
せっかくだし、ノミネート候補を出して当日までわから
ないようにしてはどうだろうか?当日発表であればもっ
と感激の度合いが変わると思う。
創業者が初めて壇上に立ったときの熱狂は今では信じら
れないようなものだたに違いない。


(2) 売上げ目標
記念すべき年に「売上げ目標を○○円にしましょう」と
いうのはやっぱりどうかと思う。金額目標を目指すのは
よいが結局、どういう姿でそれを目指すのか、というの
が重要なのではないだろうか。売上げを海外にシフトす
るというのはそれでOKだ。では、国内は今の延長線なの
か、という説明が欲しい。それと、海外にいくために今
は積極的なM&Aを行っているが、本質的にそうした事業
体質にしていくために何をすべきなのかを示していくべ
きだ。さらにそれを個人というところまでブレイクダウ
ンして初めて説明責任といえるような気がする。
responsibility ではなく、accountability だ。


(3) お祝い品
創業記念式に伴い、お祝いの品として本をもらったのだ
が...これでどうしろというのだろう。まったく"自社"
には関係のない市販の本だ。わざわざ社長が内祝といっ
てメールを送るぐらいだから、"自社"に関する冊子かと
思いきや全然そんなことはなかった。
別に市販品でもいいのだが、それでは社長はいったいそ
こから何を感じ、従業員に何を求めているのか、そのく
らい説明してもよかったのではないだろうか。
そうじゃなきゃ、たんに本を斜め読みしてみんなで、「
創業者はすごいね」で終わるだけじゃないのかしら。