ある製品の寿命

ある製品の成長が鈍化している。事業本部としても08年
度の市場成長率をたしか98%ぐらいに設定していたと思
う。


一つの原因として考えられるのが「飽き」ではないだろ
うか。この商品は必ずしも毎日使わなければならいない
商品ではない。必需品ではないということだ。そうなる
と、どれだけ継続して使ってもらえるかということがキ
ーとなる。継続使用率のデータはとっているとは思うが
、それがどうなっているかである。購入後、どれだけの
間継続して使ってもらえるかをきちんとみてみるとよい
。例えば、数値は適当だが、こんなふうなデータが欲し
い。


3年以上現在まで使っている 10%
2年くらいでやめた 25%
1年くらいでやめた 30%
半年くらいでやめた 20%
すぐやめた 15%


これは自社製品、他社製品、両方含めてみる必要がある
と思う。


いずれにしても、1年くらい使用して飽きてしまい、置
物化している人が、誰かに「使い心地どう?」と聞か
れたらどうなるだろう。「結局、今は置物よ。」と言わ
れた人の購入意欲は高まるだろうか。ここにも市場成長
鈍化の原因があると思う。


生活必需品でない商品というものの難しさがここにはあ
ると思う。