変革の実践

事業部長の2008年度のチェ○ジ宣言は、「変革の実践」
だそうだ。説明文の中に「ときには大きな抵抗も乗り越
えて...」とあるが...。


「抵抗」って何を指しているのだろうか?昔からのやり
方に固執している事業部のメンバーたちのことを指して
いるのだろうか。それとも売上高ばかりを追う営業部隊
を指しているのだろうか。それとも、事業部に金を出し
しぶる本社を指しているのだろうか。事業部長の指す抵
抗って何を指しているのだろう。


仮に事業部のメンバーを「抵抗」としてみよう。おそら
自民党議員みたいに「私は抵抗勢力です。」なんてい
う人は一人もいないでしょう。みんな「自分の役割を全
うしています。」と言うでしょう。自分の周りをみわた
す限りはそうです。


そうであれば、事業部長は、「今の雰囲気はみんなが一
致団結して改革に前進していると大いに感じる。まだま
だ困難はあるが頑張りましょう。」なんてコメントを出
してもよさそうだ。でも、そんなことはない。


どっかに乖離がある。


少なくともジョン・P・コッター氏の変革の8つのプロセ
スに当てはめると、言われている落とし穴に全部落ちて
いるような気がしてならない。