MOTセミナーの感想

昨日のMOTセミナーに参加して思ったこと。まず、やっ
ぱり本で読むのと人に聞くのとでは、全然学習度合いが
全然違うということだ。こうした機会はもっともっと大
切にしなければと思った。


さて、自分の組織に対して思ったことは2点だ。


(1) アプリケーションが決まっている
基本的に自分たちの研究室のテーマというものは最終ア
プリがみえている。MOTの1つの本質というのは、1つの
技術がダメであっても、他の何かに応用する、というも
のだ。そういう観点からみると、自分たちの研究テーマ
というのはそれ自体がポシャッてしまうと、それを何か
につなげるのが難しいというところだ。それが自分たち
の研究室の一つの特性だと思う。


(2) 技術力
また、MOTはそもそも日本企業に技術力があることを前
提としている。技術力があるからこそ、その次の価値
獲得を目指すところができるのだ。でも、果たして自分
たちの研究所には技術力があるのだろうか?あるとし
たらどの程度なのだろうか?もし、技術力が全然ないと
したらそれはもうMOT以前の問題であり、これから10年
、20年かけて技術を積み重ねていかなければならない
ということではないだろうか。