DRの焦点

設計審査の焦点は結局は、「ばらつきはどれくらいなの
?」と「ライフエンドはどうなるの?」というところに
尽きるはず。
ばらつきに関して言えば、それがお客さんに許容される
ものなのかどうかだ。


しかし、今回の商品の場合、新商品ということもあり、
それが明確にならないまま来てしまっている。そもそも
1年半近く前に品目設定を行ったのだが、"とりあえず"
で決めたままメンテナンスをしないからこんなことにな
っている。"とりあえず"ではあっても、決められた数字
が入っているからみんななんとなくその数字で決まって
いるものと思っている。


一番肝心なものにも関わらず、やはり十分な議論を尽く
さないからこうなるのではないだろうか。そして、十分
な議論を尽くして自分たちが納得したのであれば、DRで
指摘されたとしても、問題なく対応できるはずだ。


ここから考えられるのは、やはり肝心なものはきちんと
したコンセンサスを得る、ということではないだろうか
。それと肝心なものはやっぱり後回しにしないほうがい
い。


これをしないから、後付の説明をするはめになる。これ
は形式上はOKであっても、設計思想としてはNGだ。