ユニシスとインフォシス

本日の一面に、日本ユニシスがインフォシス(インド)と
包括的な戦略アライアンスを結ぶという記事が出ていた



もう既に、数年前からNTTデータNRIなどは中国のソフ
ト会社を使いシステム開発を行っているが、このユニシ
スとインフォシスとの協業はオフショア開発のさらなる
加速の第一歩になるのではないだろうか。


SEの就職率というのはここ数年かなり伸びているのでは
ないだろうか。自分たちのときも理系の院生から文系の
学部生までさまざまな人がSEの道へと進んでいった。


SEというのは顧客の要求をいかに満たすかが、そのベー
スとなる部分である。従って、突拍子もない製品を考え
たり、今までにないソリューションにチャレンジしたり
、というのはどちらかというとSEにはあまり求められて
いないスキルだと思う。


しかし、顧客の要求に答えるという部分でたんにシステ
ムを開発するだけならば、もはやそれは中国でもインド
でもできる仕事になってくる。今でこそ日本から中国の
システム会社を管理しに出張しに行ったりするが、その
うちそれも自走できるようになるだろう。そうなってい
ったときに何が国内で付加価値として残せるようになる
だろうか。


たぶん、たんにシステムを作るだけであれば、もはや何
の付加価値にもならないだろう。世界は自分たちが考え
ている以上に急速にオフショア開発が進んでいると思う
。「フラット化する世界」を読むとそれがさらうによく
わかるようになる。