研究先端度見える化

研究所の研究テーマが世界の中でどの位置にいるのか、
ということを見える化するといいと思う。共同研究を組
んでいるならその相手もどの位置にいるのか、というこ
とだ。


例えば、20年くらい前であれば、液晶ならシャープやセ
イコーエプソンなどがその先端を走っていたと思う。そ
してその目指すところは液晶の実用化であり、大型化で
あったと思う。
また、有機ELであれば、SONY山形大学などがその先端
を走っているとみることができる。


そういった感じで、自分たちの立ち位置が相対的にどこ
にあるのかというのを見えるようにするとよいだろう。


たぶん、評価項目は、学会の発表数、論文の引用回数、
特許出願数、などになるだろうか。


やってみると、今までなんとなく進めていたテーマが、
実は全然進んでいない、ということがわかったりもする
だろう。


このとき、テクノロジーの先端度も同様に見える化する
といいと思う。例えば、超薄型テレビの技術なんかは先
端を行っているものだが、扇風機なんかはもはや技術的
イノベーションなんかは起こしようもないものだ。


まぁ、先端だからいい、ローテクだからダメということ
は決してないのだが、可視化は重要だと思う。意図的に
していない、というのであれば、「さすがだなぁ」と思
うがうちの会社に限っていえばそんなことはないだろう