きれいごと

方針発表や中期経営計画などで、いくらきれいごとをい
ったとしても、現場でそれと矛盾するようなことがおき
ていたら、誰の心にも響かないだろう。「また言ってい
る」くらいにしかいかないのではないだろうか。


とある事業部では関連会社と製品分野がかぶっている。
大きい視点ででみれば統合したほうがよいのかもしれな
いが彼らとしては自分たちで開拓し事業を大きくしてき
た自負がある分、やっぱり自分たちでどうにかしたいと
考える。


会社の方針では、その関連会社とはお互いに協調し、シ
ジーを生み出していく、などということをいっている。


でも、上記に示したよう現場では、関連会社にはできる
だけ技術開発の内容はわからないようにし、関連会社に
は手出しさせないように、ということが日常化している



これってどうなのだろう。社長はそれを理解しているの
だろうか。それとも知らずに現場がそういう意思でやっ
ているだけなのだろうか。
でも、それがどっちにしても矛盾が生じていることには
変わらない。


そうなってしまうとどんなに立派なことを言っていても
、結局は絵に描いた餅に終わる。現場を知る、というこ
とはこういうことかもしれない。