方針発表会

全社の08年度の方針発表が発表された。これまでは責任
者対してのみ行っていたが、今年から全従業員に対して
行うようにしたという。


全従業員に周知させるというのはよいことだ。しかし、
ちょっと遅すぎるのではないだろうか。また、海外の子
会社とかはこれを聞いているのだろうか。それもなく一
体感が生まれるのだろうか。
そこでもう一つ思うのが、親会社の方針発表は聞かなく
てよいのか、ということだ。親会社から独立独歩で歩ん
でいく気構えがあるなら別として追随するつもりでいる
のなら、きちんと親会社の方針も知っておくべきではな
いだろうか。


さて、その中身なのだが、08年度の経営スローガンを発
表された。まぁ、それはよいのだが、07年度のスローガ
ンはどうなったのだろう。07年度のそれは達成できたの
か?浸透したのか?変える必要があるのか?どうもそう
いうものなしに、「今年はこうしようかぁ」程度で考え
たようにしか思えない。現在とは過去からの連続であり
、未来への連続である。つまり過去があって今年のスロ
ーガンがあるべきだし、未来があって今のスローガンが
あるべきである。


また、しきりにグローバル化を叫んでいたが、どれだけ
の人に響いたのだろうか。従業員の実感なきグローバル
化だけが進んでいるようにならない。それをもって、い
くらグローバル化を叫んだところで何も響かないだろう



もう一つ。仕事の適正化を行う方針らしく、会議を減ら
そう、資料をすぐ探せるようにしよう、などと書いてあ
った。しかし、「何のために?」という説明がない。
せめて、「従業員の家族との時間が...」くらいのことは
言ったほうがいい。実際は、残業時間を減らすためだと
しても。一番いい言い方をするならば、従業員と会社両
方にそのメリットがあることをきちんと説明すればいい
のだと思う。