お互いに関心がない組織
1年目の冬だったと思うけど、部署の若手メンバーで焼
肉を食べにいったときのことだった。何気なくいつも通
り焼肉を食べに行ったのだが、そのときに、僕は、この
組織はものすごく危険なのではないか、ということに気
がついた。
会話に全く仕事の話題がないのだ。
みんな仲良さそうに焼肉を食べてはいるものの、会話の
中身は彼女のことであったり、スノボのことであったり
。
そのとき、自分がすごく客観的になっていたからそう感
じることができたんだと思う。やはり会社のメンバーで
飲みに行って、仕事の話題にならないっていうのは組織
とかなり不健康だろう。
要はお互いがお互いに関心を抱いていないのだ。お互い
の仕事がうまくいっていようがいっていまいが関係がな
いのだ。研究所という組織的な問題なのかもしれないが
、それでもである。みんな全く違うテーマに取り組んで
いるのだから仕方がない一面もあるが、でもこれだった
ら同じ部署で働いている意味が全くない、というものだ
。
たぶん、会話の中身を分析すると"いい会話度合い"って
きっとこんな順になるのではないだろうか。
(レベルA) お互いが夢や未来について話している
(レベルB) 過去の出来事、会社のグチ
(レベルC) 仕事の話題がない
そのときの自分たちの組織はレベルCだった。
でも、それから1年後にはレベルBにはなったなぁ、とい
うふうに感じた。雰囲気が変わる、っていうのを何とな
く肌で感じた。でも、組織の雰囲気っていうよりはGさ
んの雰囲気っていうほうが正直なところかもしれない。
今はまた研究所から離れているが、さてさてもどったと
きにどうなっているんだろうな。