子会社であるということ

自社が親会社であるのと子会社であるのとでは、やはり
立場が大きく変わるのではないだろうか。正直、まだま
だ全然ピンと来る部分はないが。


子会社であるということは、要は、意思決定の自由度が
少ないということだろう。経営の醍醐味とはそもそも意
思決定ができることだろう。しかし、子会社であるとい
うことは、自分たちでこうしたい、というのがあっても
、親会社の方針が制約となってしまう。


また、従業員のモチベーションにも関わってくる。どん
なに子会社で頑張ってみても、結局毎回トップは親会社
からの天下りであったりすれば、従業員のモチベーショ
ンはあまり高くはならないだろう。


また、子会社にいるということは、明らかに視野の広さ
が変わってくると思う。親会社にいて子会社を含めた上
で世の中をみるのと、子会社にいる状態でそこから世界
を見るのとではやはり見え方が変わってくる。そんなこ
とはない、と思ってもやはりこれは、知らず知らずのう
ちにそうなっていくのではないだろうか。


別に子会社であることが悪いとは思わない。しかしせっ
かく独自のカルチャーがあったのにそれが親会社のカル
チャーに染まり失われていってしまうことは非常にもっ
たいない。親会社のようにシステマティックにものごと
が進むようになると、今までは可能であっためちゃくち
ゃなイノベーションを起こすことが不可能になっていっ
てしまう。そして、ただの企業になり下がってしまう、
のではないかということを懸念する、今日という日であ
る。