市の公務員

中学時代の同級生と飲みに行ってきた。大手ゼネコンで
働いていたのだが、昨年の4月からそこをやめて地元の
市役所で働くことになったという。


ちゃんと休みもあるし、時間もあるし、まぁ、思ってい
たような生活ができているという。


ただ、仕事を聞くと面白くないと。今の部署だからかも
しれないが、やってもやらなくても同じような検査を行
う毎日なのだ。
さらにこれは「いらないのでは」と進言しても「必要で
す」という回答だけだという。


それと、やはり公務員は上司の命令には逆らってはいけ
ない、というような規定があるようだ。だから、命令を
無視したり反発したりできないという。要はこれが、「
官僚主義」といわれるゆえんなのだということがわかっ
た。結構なるほど、というような発見だった。


でも、そうである一方、市の公務員でもできるチャレン
ジはたくさんあると思う。その中の1つとしてLRTを考え
たりしても面白いと思う。


現在、LRT(路面電車)を走らせようという計画がもちあが
っている。例えば、そういうときに、いったい誰がどれ
だけ利用するのか、というものを算出してみたりする。
要は代替品が何かということだ。現在のバスに乗っている
人はたぶんこれを使うだろう。でも数は極端に少ない。
では、車を使っている人が乗るだろうか、ということだ。
そうするとLRTを走らせる区間を車で移動する人がどれだ
けいるのか、とうことだ。結局、LRTにのっても目的地に
ピンポイントでつかないのであれば車のままなのではない
だろうか。また、じゃーなぜ多くの人がバスを乗らないの
か、ということを考える必要がある。単に便数や不安定な
スケジュールだけによるものなのか。そういうものを考え
ていくと面白い。一方で、環境意識の高まりやガソリンの
高騰によるパラダイムシフトもおきてきている。そういう
流れとLRTをどう結びつけるのかを考えてもよいだろう。