営業の同期1

研修があり、ひさしぶりに同期と顔を合わせた。異なる
事業本部の営業の同期がたくさんいた。そのJ事業本部
の営業は、業績が悪く、とても厳しい状況におかれてい
ることがわかった。しかし、話を聞いてみると、いろい
ろと発見があることもわかった。


ほとんど目標を数値を達成することができず、疲弊して
いるのがよくわかった。売上を伸ばすために何をしてい
いかわからない状態に陥っている。(本来は利益である
べきなのだが。)
でも、そういう状況であっても、決して、商品だけのせ
いにはしようとしていなかったのがよかったと思う。い
くつかの商品に関しては、売り方が難しいともいってい
た。でも、本当にいいと思っている商品については、「
これはいい!!!」と心から言っていた。それは、本音
で言っているのがすごく伝わってきた。
「これは本当にいいから使ってみて」と目を輝かせてい
っている。それを聞いていて、"営業"ってこういうこと
なんだなぁ、というのがよくわかった。そういう商品が
1個もなかったらたぶん復活の見込みはないだろう。で
も、少なくともそういう商品がある、ということは、ま
だまだ復活の見込みはある、ということではないだろう
か。「自分がよいと思ったものを勧める」やっぱり営業
とはこういうことなんだろうな、というものを肌で感じ
た。
しかも、意外とそういう商品と話題のある商品というの
は必ずしも一致していないようだ。


素直に心から"いいですよ"と勧められる営業がいる、と
いうのは会社にとって大きな財産ではないだろうか。彼
らは業界自体の構造的に、入社してからほとんど成功体
験を積めていないのが現状だ。それを変えていかなけれ
ばいけないのだと思う。