事業部長

技術開発のテーマ検があった。自分が、事業部長の話
をまともに聞くのはこれが初めてだ。まぁ、月に1回の
こんなミーティングでしか、話を聞く機会がない、と
いうのもだいぶ問題なような気もするが。


さすがに全然違う部署から来た人だけに、今までやっ
て来たことに対して、「なぜ」「なぜ」「なぜ」とい
う問いかけを鋭く行っている。今までそれらを当たり
前だと思ってやってきた人に対してはかなり新鮮(異
質)だと思う。


まぁ、そんなやりとりを聞いていると、不思議と、他
の部長の人たちが抵抗勢力にみえるから面白い。あぁ
、会社っぽいなぁ、という感じだ。でも、今は、まだ
事業部長もさすがにきて2ヶ月だけに、遠慮している
部分もある。これがもう少しして遠慮がなくなってき
たときに、浮かないかなぁ、とそういう心配がよぎっ
てはいるが。


でも、ジョン・P・コッター氏の企業変革の8つのプロ
セスに照らし合わせて考えると、2ヶ月経った今も何
も物事は進んでいないようにみえる。ポイントは下記
のようなところかな。


○ 危機感を高める
そもそも事業部長本人も含めて、どれだけ危機感をも
っているのかが全然みえてこない。ましてや、危機感
のレベルも自分も含めた一般社員と責任者、さらには
責任者間でもすごくばらつきがあるようにみえる。


○ 変革チームを作る
事業部長と他の部長がまったくチームになっているよ
うにはみえない。そもそも、物事を変えようとすると
きに、責任者だけで考えたとしてもまったくフレッシ
ュさも何もないだろう。さらには、仮に部長連中が
チームだとしても全然一枚岩でないのが一目両全だ。
コミュニケーションすらとれていない。


○ ビジョンと戦略
ビジョンがまったく腑に落ちるものでもない。誰もが
これに向かって頑張ろうと思っていない。みんな、そ
れも部長連中が半信半疑だ。そんな状態なのに、他の
ものが信じれるだろうか。


○ 全員に周知する
責任者以外には、戦略の方向性などまったく知らされ
ることはない。責任者連中にだけ叫んでみても、末端
は動かないよ。




さてさてこれがどう変わっていくか。変革はスピード
が重要というが...。いよいよ12月は3ヶ月目だ。