コンセプト検証

設計検証のミーティングを行った。みんないろいろと気
になる点を指摘してくれる。
「この厚み大丈夫か?」
「ネジの数はこれでOK?」
「捻りには耐えられるか?」
etc...
こうやって多くの人の目にふれることで、設計の問題点
が明らかになったり、気付かなかった問題に気付いたり
する。今回は、別途一部品のみについて検討を行ったが
本来はDRを通して行っていく。品質を向上させる上でよ
い仕組みだと思う。


さてさて、でも、コンセプトについては、なぜもっと行
われないのだろうか...。


設計段階では、過去のナレッジが活かせる。だから、み
んな知っていることを発言する。でも、コンセプトは、
みんな経験したことのないものが飛び出してくるわけだ
。だから、それに対してどう発言していいかわからない
状態になっているのかもしれない。さらには、「アイデ
アを否定するな」ということは頭の片隅にはインプット
されているだろうし。だから、発言と批判の区別がつか
なくなって発言しなくなっているのかもしれない。


もちろん、アイデア検討会、なるものは行っている。で
も、それだけでは力強いコンセプトは生まれないと思う
。設計のように、コンセプトについても、ある意味それ
をより強固に作り上げていくための仕組みが必要だと思
う。


もちろん先をいっている企業は、カルチャーの中にそう
いうものが入っているんだろうな。