社長でいること

民主党の小沢さんが、辞任表明をし、辞任撤回をした。
たぶん、自分がやめる、といったところで他にやる人も
いないだろうことは十分わかってのことだろう。周りの
人は辞任するまでそれに気付かなかったということだろ
う。


一方で、初代社長の本を読むと、彼もいつでも社長をや
めるつもりでいたという。常に日付未記入の辞表を机の
中にしまっていた。みんなが望むなら社長をやるし、そ
うでないのなら私はやらない、という考え方だった。結
果的に30年以上、社長、会長をやっていたわけだが。


初代社長はリーダーの要素である、「気付いたら後ろに
ついてくる人がいた」というような典型的な例ではない
だろうか。やはりトップに立つ、というのはそういうこ
とのような気がする。自分がやりたいから、とか他の人
に指名されたから、というのは私にとっては違うように
感じる。やっぱり求められなければ本当の求心力は得ら
れないのではないだろうか。


ちなみに創業者の考え方もそうだが、私にとっては何と
なく初代社長の考え方が自分には合っているように思わ
れる。何が違うってわけではないのだろうけど。






ところで、今日は、アメリカのデザインカンパニーのI
社のプレゼンがあった。残念ながら自分は関係がないの
で話を聞くことすらできなかったが。
でも、出席者の話を聞いていると、何ともったいない、
お金の使い方をしているのだろう、と思う。まれで、I
社を魔法使いか何かのように期待し、出てきた結果が平
凡だから、うーん、みたいな...。
せっかく世界のトップの頭脳に触れる機会だったのに、
何ともったいないことか。要はいいものには触れないと
それがいいものかどうかも判断できない、ということで
はないだろうか。


夜はGさんと飲んだ。やっぱり楽しいね。今日のキーワ
ードはNIHかな。