ベストケースとワーストケース
出張帰りにNさんと飲みにいった。たぶん今やっている
ことがうまくいかないであろう、ことを話した。
決してネガティブなわけではないが、「実行」の段階に
なったら、常にワーストケースとベストケースを考えて
おかなければならない。今のプロジェクトでは、そのワ
ーストケースがまったく考えられていない。
結局、考えているかどうか、っていうのは、このベスト
ケースとワーストケースを考える幅がどれだけ広いか、
ということにならないだろうか。
例えば新しい事業を起こそうとする人でよくあるのが、
周りからはボロクソに反対されるものの、本人にだけは
最初から成功の絵が見えていた、というものだ。これな
んかはその本人が死ぬほど考えているからこそ、ベスト
ケースの絵が描けるまでになっているのではないだろう
か。同時にその人にはワーストケースの絵もみえるから
、事前にそれを予防することもでき、成功に至るのであ
ろう。
一方で、ワーストケースをきちんと考えられていない場
合に起こるのが予期せぬ事故や想定外のマイナス要因、
というものだろう。もちろん全てを網羅することはでき
ないが、それでも、これを考えられていないから、不測
の事態が起こり、てんやわんやとなり、対処療法的な方
法ばかりとらざるをえない、という事態に陥るのではな
いだろうか。逆にいえば、そこまで考えていたら、事前
に対策ができるから"不測"にはならないはずである。
そう考えてはみるものの、自分の"幅"はまだまだ小さ
い
。もっともっと広げないと。それと今のプロジェクトに
関しては、ワーストケースの方(ネガティブ!?)に触れて
いるから、もっと正の方向に幅を広げていかないと!
いずれにしても自分の力の及ぶ及ばずは別として、自分
の仕事を一生懸命頑張ろう!