人の良い面と悪い面

事業部のOさんは、研究所のことを基本的に成果の出な
い部署とみているし、半分見下しているようなところが
ある。「コントロールする」とよく口に出すが、それが
考え方を端的にあらわしているだろう。
でも、実際、そういうものは人には伝わっているもので
、大きなマイナス面となっている。たぶん、「信用でき
る人」とは思われてないだろう。
だから、研究所の人間から見ると、あの人は口ばかりで
...というような評判になったりもする。


でも、そういう見方だけをしてしまうと、Oさんを批判
的な目でみてしまうが、良い面に目を向けるとそれだ
けではない。


新しい技術を研究所から1人で持ってきて、開発費用も
かけずに自分で資金もやりくりしながら商品開発を行
っている。おそらく、Oさんがいなかったら、誰もその
技術をやろうとする人は事業部にはいなかっただろう
。たぶんそのままその技術は終了することになってい
たはずです。
Oさんは、そうしたチャレンジのできる人間であり、
バイタリティは非常にその優秀さをあらわしているとこ
ろだと思う。


一面だけを見れば、悪い人、別の一面だけを見れば、
非常に優秀な人、となる。でも、人間、本来、二面性を
もった生き物であり、どちらの見方も正しい見方なのだ
と思う。大切なのはその両方があることを知っているこ
とだろう。




こっちに来てから、「研究所」vs「事業部」的なものの
見方が多くなっているなぁ。(自己分析)