品質工学

品質工学の研修を受けた。タグチメソッドという言葉は
聞いたことはあったが、そもそもどんなものかは全く知
らなかった。TQCの延長の話だろうなぁ....くらいの認
識だった。


ところがこれはそれをまったく覆すものだった。


「原因をおさえるな、原因に強くなれ!」ということな
のだ。


最初は言っていることが全然伝われなかったが、話を聞
くうちに少しずつだがわかってきた。原因を追究するの
であなく原因に強くなる、というこだ。だから、温度変
化の規格値に入るかどうかではなく、温度変化しないよ
うにする、ということだ。(そう認識したのだが...)


たしかに、今までのやり方を変えろ、としきりに言って
いたが、まさにその通りだと思った。


でも、実際に自分の仕事に適用させるのは難しい。要は
具体的に何をどう始めていいのか、というのがわからな
い。機能から考えなければいけないのだが、そもそも何
の機能から考えるべきなのか、ということすら考えつか
ないのが現状だ。これがなかなか普及しないところでは
ないかと思う。


実際に自分のものにするためには、①極めた人にとにか
くくっついて学ぶor②とにかく自分で徹底的にやる、と
いうことが必要になるように思われる。でも②はかなり
ハードルが高いのでは。


それでも、これを実際にやる価値は大いにある。まずは
自分で本を読んで考えてみよう。それからだ。


でも、いいきっかけになった。設計の重要性というか、
設計の面白さ、というものを感じることができたからだ
。今までは設計というと企画の仕様通りに作るだけ、と
いう認識でいたが、この設計がROBUSTかどうかが、何よ
りも重要になる、というのがこの品質工学の考え方なの
だ。


自分の武器になるまで高めてみよう。