危機的状況に身をおく

「危機的状況に身をおいてますか?」


現在の自分の答えはノーだ。結局は大企業の中で、ぬく
ぬくと生きているに過ぎない。それが悪いことではな
いが自己の成長には妨げになると思う。


危機的状況にならなければ本気にならないし、本気にな
らないと危機的状況にならない。


そもそも危機的状況とはどういうことだろう。よく借金
王などがそこから這い上がって10億稼いだ、というよう
な話がある。でも、その人は借金がなくても10億稼げた
だろうか。答えはノーだと思う。借金という危機的状況
がそうさせたのだろう。


トヨタは戦後すぐに倒産の危機を迎えたことで今の成長
があるといわれているし、松下電器産業は、2000年の大
リストラがあったからこそ今の成長がある。


もちろんこれは危機的状況から成長へと転換し、成功し
た例である。


個人レベルでいえば、少なくとも大企業の中にいる以上
、意図的に危機的状況を作らなければ、危機的状況にな
ど陥らない。これが本気になる、ということだろうか。


ちなみに膨大な仕事量に忙殺されること、仕事がなくて
暇を持て余している状況、いずれも危機的といえば、危
機的ではあるが、本質的な危機的ではないと思う。いう
なれば、"観"を感じられるものだろうか。死生観、人生
観、人間観、仕事間、世界観...。