アウトソーシング先への対応

アウトソーシング先への対応はこれでいいのだろうか、
と思う。


そもそも遠いところ呼び出しておきながら、何について
話すのかも不明確、打合せのアウトプットも不明確。そ
して挙句の果てには、別の打合せとかぶっているので、
途中で少し抜けます、と。


企画仕様が不明確なまま進んでいるのは、とりあえず
置いといても、こうした不誠実な対応はひどいと思う。


そうじゃなくても、アウトソーシング先を下に見るよう
な態度は正しくないだろう。上司がそれだったら自ずと
部下もそうなっていくだろう。


「こっちが客なんだから」という。でも、客だったらこ
のように横柄に振舞ってもよいのか。そうではないはず
だ。ましてやモノ造りをいっしょにやっていくのであれ
ば、これはパートナーとなるべきだ。


そういえば、何かの本に書いてあったが、どこかの企業
アウトソーシング先を絶対に下請けなどとは呼ばない
という。パートナーと呼ぶのを徹底させているという。
結局はアウトソーシング先への態度というのは結局は顧
客の前でも出るものだと考えるからではないだろうか。
誰に対しても誠実である、というのが本来のあるべき姿
であろう。


現にこういう態度は研究所に対しての態度などで明らか
に出ているし。


彼らにきちんとやってもらいたいのであれば、こっちが
まずはきちんとする必要がある。必要な情報はわたさな
ければいけないし、納期も守る。彼らにだけ納期を要求
し、こちらのやるべきことは全然やらない、というのは
違う話だろう。


本当はこういう小さなところから直していかなければ、
カルチャーは変わらないんだろうな、と思う。



話は変わって、夜、テレビで爆問学問という番組がやっ
ていて、慶応大学特集だった。村井教授がメインな形
で出演されていた。そこで、技術の進歩が人間をないが
しろにしているという話があった。産業革命のときに、
機織りを仕事にしていた人たちが自分たちの仕事がなく
なるからといって機械を壊しだしたという。技術の進歩
にはそういう側面もある、と話されていヒトがいた。


でも、結局すべては表と裏があって、勝者と敗者がいる
ようで、幸せな人がいる反面、不幸せな人もいる。技術
の進歩の反面、もちろん不の部分もあるものだ。物事と
はそういうものだろう。