顧客の反応

どうも自分の場合、自分の作っている製品が"いけそう
かどうか"、というのは、自分の周りの環境からは感じ
ることができない。
いくら上司が「これでいこう」とか「とりあえずこれ
でいいのでは」といっても、信用することとはできな
い。また、一方で、上司や周りの人間が、「それでは
ダメだろう」と言ったとしても、「たしかにそうだな
ぁ」とは思えない。


これはコラボしている大学や他の企業の人でも同じこ
とである。結局、身内の人のいうことはあまり信用な
らない。だって、そういう目線でしか見てないから。


じゃーどんなときに、"いけそうかどうか"を感じるこ
とができるかといえば、やっぱり顧客の反応をみたと
きだ。
顧客にコンセプトを見せたとき、顧客に実際に使って
もらったとき、そのときにどういう反応をするか、そ
れによって自分は一喜一憂していると思う。最初の頃
は、誰がこんなの使うのかなぁ、と思っていたが、実
際に顧客に見せると欲しがる人がたくさんいる。そう
すると、"イケソウダ"と思える。また、試作品を作っ
て使ってもらったときに使いずらそうにしていたり、
そういう意見を聞いたりすると、"これでは難しいの
か"と悩んだりする。


今までにないものを作っているのだから、必ずしも顧
客の反応が正しいかどうかはわからない。でも、自分
が作り手の側にいる以上、自分は作り手という視点で
しかものをみられなくなっている。そうしたときに、
何も知らないサラな人がその商品をどう感じるか、と
いうのは視点を変えるのに非常に有効だと感じる。


今は、試作の作り直しを行っている。正直、本当にこ
れでいいのかなぁ、という気がする。だからといって
、こんなんじゃダメだと言い切ることもできない。よ
くわからない状態で突き進むのではなく、顧客に聞い
てみたいなぁ、と思う今日この頃だ。