風が吹けば桶屋が儲かる

よく耳にする言葉だが意味は知らなかった。だいぶ前に
Kさんが別のグループのKさんとの飲みに誘ってくれたと
きに言っていた。


とりあえず、意味がよくわからなかったので、ふんふん
と頷いていた。そしたら、「これはどういう意味かわか
っているか?」と聞かれた。曖昧に答えたが、なんと答
えたかは覚えていない。そこで説明してくれたのはこん
なことだ。


(1)大風で土ぼこりが立つ
(2)土ぼこりが目に入って、盲人が増える
(3)盲人は三味線を買う(当時、三味線は盲人が弾いた)
(4)猫皮が必要になり、ネコが殺される(三味線には猫
  皮が使われる)
(5)ネコが減ればネズミが増える
(6)ネズミは箱を囓る
(7)箱の需要が増え箱屋が儲かる


いわゆる、机上の空論ということだ。つまり「あり得
なくはない因果関係を無理矢理つなげて出来たトンデ
モ理論」も指すことが多いとされる。


個々の因果関係は「あり得なくもない」物であるが、
実際にどれくらいの確率があるのか検証された事の無
い、経験的に言っても「恐らく無いと言っていい」事
象が5段階に渡って積み重ねられており、全体的な尤
度は限りなく低い。(wikipediaより)


たしかにこれだけを聞けば、「うん、そんなの机上の
空論だね。」ということになる。しかし、会社の中に
は同じような理論がはびこっていたりもする。最後に
は「やってみなきゃわからないだろ。」などとなる。
そうなると最後は直感(主観)のぶつかり合いになるが
、それでは力の強いものが勝つように会社はできてい
る。もちろんtry&errorは重要ではある。でも、それ
は、仮説あってのtry&errorであるべきだ。


Kさんがどういう意図で言っておられたかは覚えてい
ないが、ふと思い出した。他人の説明を聞くときに
意識してみようっと。