目線の高さ

会社の同期に自分の上司を批判されたらどう反応します
か?


例えば、「お前の部署は何にも生み出してないから、暇
で早く帰れるしいいよなぁ。」「お前の上司とかしょぼ
いよなぁ。」と言われたらどう思うか。


たぶん、上司のことを尊敬していたりしたら、反論する
と思う。「いや、彼はすごいよ。発想力が全然違うし、
行動力もあるし。論文も書いてるし、マスコミも出てる
からすげぇよ。」なんていうかもしれない。さらに、「
それよりお前のところの上司は何にもしてないじゃんか
。」なんて付け加えるかもしれない。




でも、仮に、あなたが孫正義氏と2人で面と向かって、対
談することとなり、孫正義氏に、同じことを言われたら
どう反応しますか?


同じように反応しますか?


たぶん異なる反応になると思う。確かにその通り、なん
て言い出すと思う。そうじゃないかな。




要は、「すごい」とかというものは、結局は主観でしか
ないから、変わってしまうものなんだ。だって、上のよ
うなシチュエーションでいったら、たぶん、話をしてい
る相手の目線で自分がすごいと思うかどうかが変わって
しまったりするんだから。
言い換えると話をする相手が変わると目線が変わってし
まう、ということかな。これがいいことか悪いことかは
別として認識しておく必要がある。


これもまた「何が正しいか」ではなく「誰が正しいか」
でものごと判断してしまう一例じゃないだろうか。


じゃーどうするか。まず、自分がどの目線で物事を見て
いるかを認識することが大切だ。それと、たぶん、目線
は高いほうがいい。でも、あまり高すぎると、仏の掌の
話になってしまったりするので、現実感がなくなったり
もするから注意しよう。