リクルータのアンケート

人事から来年のリクルータ活動についてのアンケート
がきた。どうやら、今年はさらに売り手市場で危機感
が高まっていると思われる。
大きな会社はリクルータといって、その大学のOBOGが、
大学を訪問して、学生に会社説明をし、採用を促す仕組
みがある。さてでは、どんな学生を連れてくればよいだ
ろうか。
人事としては、売り手市場の中、とにかく人材を確保し
たい、というのが目標のようだ。それにしてもどんな人
材でもよいというのか。


大きく学生は下記のように分けられる。
(1)当社の志望度高、能力高
  研究と仕事分野が直接結びついているような人だろ
  う。他にどんな人がいるかな。
(2)当社の志望度高、能力低
  実際に会社に入ってくる人たち...な気がする。
(3)当社の志望度低、能力高
  他社に行く優秀な人たち。
(4)当社の志望度低、能力低
  これはもう○○大学だったら誰でもいい、というよ
  うな感じになるだろうな。


人事としては、(1)のような人をとってこい、というだ
ろう。でも、労せずそんな人を連れてくるのは大変難し
い。じゃーどうするかだ。
とりあえず、(2)のような人でもいい、というのであれ
ば、ハードルは低くなる。それもいなければ(4)の人を
(2)に変えてくれ、というのもまぁまぁありだ。でも、
一番難しいのは(3)の人を連れてきてくれ、というもの
である。


まぁ、要は人事部長さん、あなたが採用に行って、ト○
タ自動車を志望している優秀な学生さんを口説けますか
?という問題だ。もし口説けるのであればそれをリクル
ータに教えてあげればいい。それができないのであれば
、おそらくみんなできないだろう。


つまりそれは(2)と(4)のような人が入ってくる、という
ことを意味する。まぁ、能力の良し悪しというのも結局
は主観によるものだが...。