自己批判と他己批判

だいたい何かに点数をつけようとすると、ほとんどの答
えが「60点〜90点」になると思う。


・あなたの仕事ぶりは何点ですか?
・上司の仕事ぶりは何点ですか?
・昨日の会議は何点ですか?
・etc...


たぶん、上司の○○さんは80点、別の上司の○○さんも
80点、などとなる。どちらもタイプは違うから、という
ような理由だ。


では、100点とは何であろう。みんななんかしらの主観
に基づいて、点数を出しているだが、100点が何かがわ
からないのではないだろうか。


さらには大学の60点が合格点というものを考えると、
60点以下をつけることはできなくなる。従って、点数
の幅は60点〜90点になるのであろう。


でも、これは自己批判を強烈にできるかどうか、という
ことが大きく関わってくると思う。例えば、自分自身を
0点だと評価するのであれば、他人の評価も結局相対評
価なので、20点〜30点となる。この場合、求めるところ
を非常に高くなるからである。


一方、自分に100点をつけられる、ということはそれだ
けの極みにある程度達しているといえる。なかなか100
点はつけられないだろうが、でも、ユニクロの柳井さん
が「一勝九敗」と言っているように、自分の中で「一勝
」と自信をもっていえるのであれば、それは100点とつ
けてもよいのではないだろうか。そうした人から見たら
、20点とか30点とか落第点を平気でつけることができる
と思う。


要は自分自身をどの位置におくかだ。それによって他人
の見え方も変わってくるはずだ。自分自身の評価が60点
〜90点であれば、自ずと他人の評価もそうなってくる。


もう一つ、みんなが0点というときに100点をつけたり、
100点といっているときに0点とつけたり、そういうふう
になれたらいいな、と思う。
要は「反対の視点から見れる」ということだ。