料理本をMECEで考える

MECEに慣れる訓練として料理本の分類を考えてみよう。


性別:女性(主婦の料理)、男性(男の料理)
時間:朝食、昼食(お弁当)、夕食
見せ方:写真中心、文字中心
理解しやすさ:わかりやすい、わかりにくい
作りやすさ:簡単、手のこんだ
年齢:大人(おばあちゃんの料理)、子ども
熟練度:初心者(初めての料理)、熟練者(こった料理)
世帯:1人暮らし(1人暮らし料理)、大家族(大量に作れる)
料理別:中華、フレンチ、和食、etc
アプローチ:材料ありき、料理ありき
本の形:ハンドブック、大きい本、雑誌
作る相手:彼女のため、子どものため、家族のため
著者:主婦、料理研究家、お店
内容:単品、多品種


うーん、ぱっと思いつくだけでこんなものだろうか。ま
だまだあるとは思うが。


これをさらにマトリックスで考えていくと、攻めどころ
が見つかると思う。例えば、「主婦の簡単レシピ」なん
ていうのは非常に混雑している分野だろう。毎月多くの
本が発行される分野だ。
また、最近、多く出ているような気がするのが、「男の
料理系」である。最初はかなり目新しいコンセプトだっ
たのではないだろうか。


また、新しいカテゴリを考えてもいいと思う。例えば、
「取り外し可能なページの本」または「記念日別の料理
」なんていうのだ。
あまり二元論にとらわれすぎてしまうと、そういうもの
を見落としてしまうから要注意だ。


いずれにしても本屋の立ち読み者を観察したり、料理教
室に通う人を観察してみたりすると面白い発見があるか
もしれない。これを継続的にやると、トレンドが見えて
くるんだろうな。


さてさて、自分だったらどんな本を書くだろうか。上の
カテゴリから考えていくと、「男のフレンチ」、「男の
弁当」なんていうのは今までにあまりないコンセプトじ
ゃないだろうか。