「さん」で呼ぶこと

会社の中で、「○○部長」「△△課長」などと、言わず
「さん」で呼びましょう、といわれている。ただし、ま
だまだほとんどの人が「部長」「課長」とよぶ。


これが当たり前だと2つ弊害があるだろう。

1つ目は、役職が変わったら、どうするの?ということ
だ。今は、自分がヒラで相手が課長でも、10年後、自分
が部長で相手が役職なし、ということになっているかも
しれない。そのときに何て呼ぶのだろう。多くの人は、
そんなことありえない、というが果たしてそうだろうか
。ありえないと決め付けること自体おかしい気がするが

2つ目は、何が正しいかではなく、誰が言ったかで多く
が判断されるようになってしまう、ということだ。例え
ば、全く同じ提案をしたとしても、新人が提案しても聞
く耳を持たない課長が、同じことを部長に言われたとた
んに動き出す、ということが考えられる。この課長さん
の思考は、もう既に「何が正しいか」ではなく、「誰が
言ったか」が問題になってしまっている。これはいくら
指摘しても気付かないと思う。もうそれが当たり前の思
考として無意識に働いてしまっているから...。


さて反対側も考えてみよう。役職名をつけて呼ぶことの
メリットって何だろう...。