ユーレカ!

「ユーレカ(Eureka)」とは、アルキメデスが金の王冠の
純度を量る方法を、突然考えついたときに、ユーレカと
叫んで裸で飛び出したことに発するもの。日本語にすれ
ば、「わかったぞーーーー!」「やっと見つけた!」み
たいなニュアンスだろう。


東大のwebを見ると下記のように小宮山総長が解説して
いる。
「分かった」には、授業中に何か今まで分からなかっ
たことを先生から聞いて、「なるほどそうか分かったぞ
」という場合や、人の話を聞いて話の脈絡が分かったな
ど、さまざまな意味があるでしょうが、アルキメデス
ユーレカはそういうことではありません。長い間考えた
けれども、どうしても分からなかった、あいまいだった
、そういうことが明確に分かることです。自分が分かっ
たということが、自分自身にはっきり分かるのです。皆
さんは、そうした瞬間、そういう経験をすでにきっとお
持ちでしょう。それが貴重ですね。だれが何と言おうと
も、自分は分かった、その実感が自信となり、やがて人
として、研究者としての自立につながるのだと思います

分かったというのは、一種の快感だと思います。私自身
にとってそれは現在でも生き甲斐のひとつですし、友人
の多くもそのように考えています。アルキメデスのユー
レカがそうであったように、分かったという至福の瞬間
は、多くの場合、苦しい思いの後に前触れもなく突然訪
れるのが一般的です。それは、深く深く考えた人にだけ
訪れるご褒美のようなものでしょう。


なかなか的を得た話だと思う。「自分で分かった」とい
うのを実感するほど快感はない。でも、これって突然訪
れるものではあるが、それまでに無意識でも考えてない
と決して訪れるものではないのだと思うし、決して、学
校の勉強の中からでは得られない。主体的に自分が取り
組み、徹底的に考えぬいて初めて得られるものだ。


昨日は自分にもユーレカが訪れた。カフェにいたらふと
降りてきた感じだ。でも、それは今までの問題に対して
も理にかなっているものだと思う。仕事をしていると、
こうした瞬間が訪れるから楽しい。