久々のバトル

研究所の上司のFさんと久々にバトル。まぁ、いずれにし
ても答えのない問題について話し合うのは楽しい。しかも
最近は答えのあるような問題ばかりに取り組んでいたから
なおさらだ。さて、どこが問題かだ。


(1) コンセプトがない
そもそも商品として、「誰にどんな価値を提供するのか」
というものが明確にない。だから、問題がおきたときに、
どっちをとるのかの価値判断ができない。そうなると、結
局、QCDのプライオリティがもっとも高くなるのがオチだ。
コンセプトがあれば、ユーザビリティが必要なのか、精度
なのか、といったところで何を妥協していはいけないのか
が明らかになる。QCDで済ますのはたんなる逃げでしかない
と思う。


(2) 問題先送り
そもそも今回の問題も半年以上前には気付いたいた。しか
し、誰も考えようとしなかった。「まだ時期が早かった」
といえばそれまでだが。
でも、だいたい問題が表面化してきたときに、答えが見つ
からないものを、後で考えればいい、と先送りしたものは
だいたい結局時間が立ってからも答えが出ない、というこ
とになる。答えが出ない、でも時間がない、だからエイヤ
ーで答えを出す、となってしまう。想定しうる問題を話し
合う場が必要だ。たんなる進捗報告ではそれは明らかにな
らない。データが出なくとも担当者はそうした直感を持っ
ているはずだ。
話は飛躍するが、この問題先送りは政治も同じだろうな。


で、どうするかだ。これが楽しいところだ。