参議院選挙

自民党の歴史的敗北となった。自民が民主がというよりは2大政党
制へ近づいた結果は喜ぶべきものだろう。
しかし、日経のweb朝刊の記事にのっていたが、とにかく論点のレ
ベルが低い。これはマスコミが面白おかしく書くからだろうか。
赤城農水大臣のガーゼなんかに時間を割くよりももっと時間をかけ
るべき内容があるだろう。それにしても、国民も簡単にマスコミに
のっかる。格差というが、2年前にあれほど小泉首相を支持したの
は何よりも国民たちだ。それが、「格差はひどい」とインタビュー
などで答えているのをみると、まさにマスコミに作られた意見と
しか思えない。ただし、そうはいっても、小泉元首相が首相に再登
板となればみんなが拍手喝采で迎えることだろう...。


本来話すべき内容とはどういうことなんだろうか。大きくは下記の
通りだろう。


①国の借金をどうするか
 大きくはこの議論があり、これを後世に残さないために、各論が
 あるべきだ。もちろん年金も国が保証するとなれば結局この議論
 の一議論といえる。特に、消費税は上げなければ、どうしようも
 ない。勇気を持って、理解を持って、この政策を誰が実行できる
 のだろうか。
②環境問題
 これは国レベルで話をしなければ仕方ない。特に京都議定書の目
 標すら達成できない状況で、次の北海道のサミットで何を提案す
 るのか。そして、これもまた後世に地球を残すための議論だろう
 。
③国際社会における日本位置づけ
 国際社会において日本はどういう国を目指すのか。「日本って○
 ○な国」というビジョンを作っていくのが政治だろう。「美しい
 国日本」がいいとは思わないが、憲法改正も含めて安倍さんはこ 
 の問題については真摯に取り組んでいたと思う。
④教育
 結局のところ上記を実現しようと思ったら、それを人々が理解し
 実践していかなければならない。そのために教育があるのだ。あ
 るべき姿もなにも教えてこないまま、大人になって、「さぁ考え
 ろ」ではやっぱり遅いと思う。


いずれも、後世にどういう日本を残すかということではないだろう
か。簡単にいうと、自分の自分がしてきたことを自信を持って話せ
るかどうか、ということではないだろうか。話す話さないは別とし
て、きっとこういうことだと思う。


もう1つ付け加えるとしたら、「産業の創出」を上げたいが、これは
むしろ地方自治として考えてもいいと思う。