失敗の仕方

ファーストレテイリングの柳井正氏の「一勝九敗」の中にタイトルか
らもわかるが「失敗をすることの重要性」が多々記載されている。
そこから思ったことだが、失敗にしてもやってはいけない失敗が2つ
ある。

  1. 致命的に大きな失敗(再起不能)
  2. 同じ失敗の繰り返し



それ以外の失敗は全て成功への準備ととらえればいい。ただし、よっ
ぽどのことがなければ、致命的な失敗にはならないだろうが、再起不
能になっては仕方ないのでそれは避けないといけない。例えば、会社
をつぶす、とかは「失敗でした」では済まない話だろう。後になって
結果的に経験になったという話は聞かないこともないが。
また同じ失敗を繰り返していては、何のために失敗をしたのかがわか
らない。これも避けなければならない。


しかし、大企業のメリットとしてこの失敗がたくさんできる、という
のは大きな点である。仮に1つ2つのプロジェクトが失敗したところで
つぶれることはない。これがベンチャーであれば命とりになることだ
ってありうる。そういう意味でも大企業にいるうちにたくさん失敗を
しておくことが懸命だ。


ただし、「失敗」を認識することも日々の生活の中では通りすぎやす
い。例えば、「過去1年の一番の失敗は何ですか?」という質問に対
して何人がすぐに答えられるだろうか?つまり意識しない、チャレン
ジしない、では失敗すら生まれないのだ。成果を出す前にせめて失敗
しなければ成果は生まれない。