プロになれなかった理由
自分の高校時代を振り返ったときに、この考え方があったから自分
のサッカーの成長はそこそこで止まってしまったのだなぁ、と思う
点がある。
- 自分のカテゴリーを決めてしまった
- 観察力が足らなかった
(1) 自分のカテゴリーを決めてしまった
これは、試合に出るときなどに、中学でも高校でも、1年生で3年生
の試合に出してもらったりしていた。やはり体格も違うしレベルの
差もあった。ただ、そこで自分が考えたのは、「1年生だからまだ
仕方ない」という点だった。謙虚さはあったと思う。だから自分に
できることをそのときは精一杯やったと思う。でも、相手と同じ土
俵にたっていなかった時点で負けていた。
高校時代に大学生と練習試合をしたときもそうだった。やはり、相
手は大学生だから仕方ないと思ってしまっていた。
プロになる選手であれば、そうした心理は作用しないはずだ。相手
が上のカテゴリーであっても、そんなことは考えないと思う。その
時点でそのときは自分はプロにふさわしくなかったと思う。でも、
それ今、克服されたかというとそうではない。「それは上の人が考
えることだ」というのはやはりどこかで心の中にはあると思う。そ
れを打ち破るほどの努力が必要だ。
(2) 観察力が足らなかった
日経の「私の履歴書」で長嶋茂雄氏が高校生のときに「プロ野球を
見に行ったとき、誰よりもプロの動きを観察していた。」と書いて
いた。
これで、負けたと思った。自分はそこまで観察もしていなかったし
、研究もしていなかった。
ましてや自分で「誰よりも」と言える点がすごいと思う。
"観察"は人を成長させる。中途半端な自己流ではなく、観察が必要
だ。