経験がものをいう世界
事業部にいると、年功序列がある程度正しい、という感じになっ
てくる。(大企業が、というほうが正確かも。)
"過去の経験"がものをいってくるのだ。あの商品では○○だった
から、この商品では△△の試験が必要だった、など。そして、そ
れらが最重要視されている風土だと、「経験した人」が一番上に
いく仕組みになってしまう。そう考えると、40歳くらいまでの自
分のキャリアパスというものが簡単に見えてきてしまう。まぁ、
これはこれで大切なことではあるのだが、あまり自分には面白さ
を感じない。
また、上司はよく「人との交渉術」というような話をよくしてく
れる。「あれを頼むにはあの人を抑えろ」とか「この件は先に根
回しを済ませておく」とか「ちゃんとジャブを打っておく」など
である。
しかし、これも経験すればわかることであり、必ずしも他の会社
で通用するスキルではないはずだ。
そう考えると、
・外で通用する経験
・社内でしか通用しない経験
という視点で自分の経験を捉える必要があるように感じる。