コンサルティングファームの使い方

コンサルティングファームの使い方として、彼らを魔法のツールと
捉えてはいけない。コンセプトを考えるにしろ、事業戦略を考える
にしても、あくまで彼らをコントロールする主体は自分たちになけ
ればいけない。


コンサルタントに案件を投げれば、今までにない斬新なコンセプト
が出てくるかもしれない、というのは安直すぎる。自分たちが限界
まで考えて出てこなかったものが彼らから出てくる、というのはな
かなか考えにくい。


コンサルタントも、自分たちは、クライアントといっしょになって
作っていく、と言っている。おそらくそういうスタンスでないと、
業界の枠組みも技術もわからない中で成果を出していくのは難しい
のであろう。


コンサルタントを使ったことがない人がコンサルタントを使うのは
リスクが高い気がする。彼らの表面的なアプローチの仕方は理解で
きてもその中身までは理解できないだろう。コンサルタントを使う
場合は、コンサルタントだった人が使うと効果的だと思う。彼らは
その中身を知っているから、何ができて、何ができないのか、とい
うのを理解したうえで仕事を依頼することができる。


頼ってはダメだ、あくまでコントロールをしよう。