”謙虚”ということ

日経BPのコラムにソフトブレーンの宋文州さんのコラムがある。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20070521/125297/
ここに書いてある『「謙虚」を説く人の「不謙虚」』という記事が
印象に残った。


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偉くなると謙虚でなくなるのは、そもそも誰でももとは謙虚ではな
いから。弱い立場にふさわしい振る舞いをしているだけで謙虚に見
えるだけ。偉くなるとその立場にふさわしい振る舞いをするので、
「不謙虚」に見えるだけ。
本当の謙虚さは、立場をわきまえることでもなく、身分にふさわし
いことをすることでもなく、立場を乗り越えて人間の価値を対等に
認める「心の習慣」だという。
偉くない人が謙虚に見えることと偉い人が傲慢にみえることはそう
変わらない。偉くても弱い人と対等につきあえるつき合える人、弱
い立場でも偉い人に媚びない人が謙虚な人、と記載がある。
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コラムの中にも出てくるが、確かに謙虚な人が謙虚さを説いたり、
自分がいかに謙虚かを語ったりすることはないような気がする。そ
れとどうように、努力をしている人が、自分は努力をしている、と
いうこともあまりないような気がする。


ちょっと話はそれるが、謙虚じゃない人ほど、「俺は謙虚に接して
いるのに何であいつは...」、努力をしていない人ほど、「俺はこ
んなに努力をしているのにどうして...」みたいな話をするような
気がする。


謙虚じゃない自分はやっぱり定期的にこの"謙虚"という言葉を思い
出すようにしないといけない。そうした積み重ねがきっと自分の
謙虚心へとつながっていく。


そもそも人に謙虚になれ、という時点でやっぱり不謙虚な気がする
なぁ。