挑戦者と死刑囚

以前、本の中で人間の行動を危機感と自律性の切り口で語ったもの
があった。

  1. 危機感あり 自律性あり : 挑戦者
  2. 危機感あり 自律性なし : 死刑囚
  3. 危機感なし 自律性あり : 放浪者
  4. 危機感なし 自律性なし : 学習無能力



たしかこんな感じだったと思う。「死刑囚」というのは、沈みゆく
船の中で祈りを捧げているのといっしょだろう。ダメだ、ダメだ、
といっても行動がなければ意味がない。「誰かが行動してくれたら
それにのっかるんだ。」というのはちょっと前の自分の考えだった
ように思う。少なくとも、「危機感はあるが君だったらどうするの
か?」と聞かれたときに何かの答えは持っているべきだ。


さて、組織をこういうふうに考えたときに、何%の割合で人はそれ
ぞれに分類されていくのだろうか。お互いにアンケートをとって
誰が一番挑戦者か記載してもらってみてもいいかもしれない。誰も
いないからトップ、というのは最悪の答えだ。みんなが納得した上
でトップが選ばれるのはいいと思う。または、意外な人物の名前が
挙がるのもいいと思う。トップが覚悟を持ってこういうのを聞いて
みてもいいな、と思う。ワクワクするんじゃないのかな。