経験を付加価値に

U先輩の内で、Hと3人で焼肉パーティー


Hは来年には会社をやめて公認会計士を目指すと言っている。だから
仕事もいつもそこそこにして、その準備の勉強に励んでいるという。


たしかに、目標があってそれに取り組むことはいいと思う。でも、
彼は仕事に対して情熱を持たず、あくまで給料をもらう手段だと割り
切ってしまっている。彼はもう既に会社には興味がないといっている
公認会計士になってもっとレベルの高いビジネスマンを目指すとい
うことだ。


でも、思ったのが、それって仕事を本当に一生懸命頑張りながらでも
できることだと思う。U先輩も言っていたが、毎日定時帰りをしたと
しても、それまでの時間を全力で頑張ることはできる。そして、それ
公認会計士になったときの付加価値になるのではないだろうか。3
年くらいの経験でも実際に企業の中で働いたことのない会計士と企業
の中で働いたことのある会計士では思考回路が異なってくるはず。だ
からこそ企業経由の会計士は多様なものの見方ができるから付加価値
になるはずだ。


翻ってUさんは、仕事に対して情熱を持っているし、楽しんでいる。前
向きに学ぼうとする姿勢も持っている。きっと伸びるだろうなぁ、と
感じる。もう少し他分野に対する好奇心を持っているといいと思う。


人は、成長のためには以下の3つが必要だ。Uさんの場合は、(1)がもう
少しということだ。

  1. 好奇心
  2. 素直さ
  3. 謙虚さ