知っているか知らないか

知っているかどうかで評価が決まってしまうのは、どうなんだろう
か?直面したことのない問題でどう考えるかも重要だが、でも、問
題の種類によっては慣れでどうにでもなるような気がする。フェル
ミ推定なんかはいい例だと思う。初めてそういう問題に取り組むの
であれば、地頭のよさが効いてくるとは思うが、ある程度トレーニ
ングを積んでいたら、それなりの答えは出せそうな気もする。


それも含めて経験といってしまえばそうなのだが、果たしてそれで
人をみることってできるのだろうか。


そういう意味でいうと、アメリカのデザイン会社なんかは、異質な
バックグランドの人間を集めている。そうした人々はどういうふう
にして選ばれるのだろうか?必ずしも簡単なケースなんかではない
気がする。


自分だったらどうするか考えれば、やっぱり過去にどういうことを
やってきたのかをみると思う。そこで何を考え、どこにオリジナリ
ティがあるかをみる。それを自分の言葉で語れるかどうかが大きな
分かれ目だと思う。ただ本質的にそこを掘り下げる質問は用意して
おかなければいけないだろう。


そこでまた別の疑問が出てくる。「じゃー実績重視なのか?」必ず
しもそうではないと思う。そういう意味でいうと、

  1. 過去の経験
  2. 新たな問題への対応力
  3. 人間力

この3つがバランスが大切になってくる。人間力って過去の実績から
みるしかないのだろうか。どうやって見たらいいのだろうか。
「この人と2時間雑談して楽しいか」というのは1つの指標としては
正しいような気はする。