相乗効果のワナ

現在、展示会で商品Aと商品Bの2つの商品を展示している。どち
らも技術を訴える商品だ。こちらの思惑としては、これらを組み
合わせることで1つのソリューションとなれば、いいと思ってい
る。


ただし、説明員として立っていると、商品Aに強く興味を持つ方
、商品Bに強く興味を持つ方、とに分かれていて、両方欲しいで
す、という人は少ないように感じる。


これは、「ユーザは両方とも喜んで使う」という私たちの仮説
に反しているのではないだろうか。(まだ詳細を数値化はしてい
ないが、感触として)


そうなると、下記のように考えられる。
  (1) 現場で両方使うが、商品Aと商品Bを使う担当者が違う
  (2) 商品Aを使う現場と商品Bを使う現場は異なる


(1)であるならば、OK。ただし、ソリューションとしてのモノの
見方をする人へのアプローチが必要。
(2)であるならば、ちょっと問題。もしかしたら、商品Aと商品B
を両方使うという重なる部分は実はかなり小さいのかもしれな
いと考える。もしかしたらソリューションの相乗効果があると
考えているのは自分たちだけかもしれない。


いずれにしても、どちらかだけに興味を持っている人に、「な
ぜあちらには興味を抱かないのでしょうか?」と聞いてみると
いい。何がよくないのかがわかる。きっとそれが次なる価値創
出へとつながるはずだ。




## 単に説明を聞くのが面倒だから、というのであればいいん
## だけどね。まぁ、それはそれで説明に問題があるのだと思
## うけど。