過去から学ぶ

先輩が携わっている商品について話してくれた。現在は、提案し
た新しい技術について事業部も期待してくれているが、当初は大
変だったらしい。


新しい提案を持っていきプレゼンを行うと、「そんなことは昔か
らやっているし、うまくいってないんだ、いまさら何を言ってい
る」とボロカスに言われたらしい。


そこからの対応がすごい。その先輩はその商品に関する過去の資
料を全て読破した。そうすると、既にやった技術や提案であって
も、中途半端にしか手をつけていなかったり、トップの方針転換
で途中で頓挫していたりすることがわかった。


そうすると、自分の新しい提案が過去とどこが同じでどこが違う
かがわかるという。


果たして自分だったらそこまでできるだろうか。そういう意味で
も、"すごい先輩"の1人である。



翻って、自分も"本音で話すコミュニケーションの重要性"を別の
先輩に訴えたが、「そんなことは昔からやろうとしているし、で
きないんだ。」と言われた。


"そうであるべきなのに、できていない"、これはある意味チャレ
ンジしがいのあるテーマなのではないだろうか。「行動する」と
いうのはこういう部分を変えていくことなのだろうか。