見ている視点の違い

NHKワールドを見ていてたら、U社の特集番組を行っていた。思
わず見入ってしまった。その中で、もちろん、Iさんもいろいろな
話をされていた。


Iさんは、かつて学生時代にインターンシップに参加したときにコ
ーディネータのようなことをされていた方だ。学生相手にいろいろ
な話をされていたし、すごくバイタリティのある人なんだろうな、
という印象を持っていた。てっきり、リクルートの人なんだろうと
そのときは思っていた。


後々になって、そのIさんが、U社を立ち上げるために、そういう
修行期間を過ごしていたこと、そして、自分と同じ年齢であったこ
とを知った。


改めて思ったのは、そもそも見ているところが全然違っていた、と
いうことだ。だから、話に説得力もあれば、自信もみなぎっていた
のだと思う。同じものを見ていても、そもそも見ている視点の高さ
が違うのだから見ているものがまったく違うのだ。インターンシッ
プの中においても、片や将来の起業を念頭において、それをベース
にものごとを考えている人間、方やただ何となく学生時代を過ごし
、どこの会社に就職しようかな、と考えている人間、レベルが全然
違うわけだ。その差が、自分を含めてインターンシップに参加して
いた人間とIさんの違いだった、ということだろう。


こうした視点の高さが、経験によって得られるもの、感じるものを
変えていくのだと思う。もっと身近な例でいえば、目の前のテーマ
をどうするか考える人とその事業をどうするか考える人では、見え
方が全然変わってくる。どれだけその視点を高く持てるかが重要な
のだと思う。一方で、上げたところで自分自身がそこにおいついて
いなければ、何の意味はない。
上の視点でものを見る、というのはこういうことなんだろう。その
差が迫力の違いを出すのだと思う。