断定しない

Nさんにお時間をいただいて16:30〜21:00ぐ
らいまで話していた。それにしても、他人の留学準備
にここまで深くつきあってくれるNさんには感謝の言
葉もない。


いろいろ話はしたのだが、一つあったのが、「断定し
ない」ということだ。僕がNさんに何かを尋ねた場合、
Nさんがよく言うのは、「それはわからない」という
ことだ。僕がいつも思うのは、限られた情報の中で
意思決定をするしかないのだから、とりあえず知って
いる限りの情報をもってして判断すべきだろう、とい
うことだ。でも、Nさんは「僕はその人を知らないし
、僕はそれを経験したことないし」という。せいぜい
言うとしたら、「おそらく、○○を勘案すると○○で
はないだろうか」というぐらいだ。これには僕は反対
で、結局、判断するための情報なんか全部わかるわけ
ないのだから、とりあえず判断してダメだったらその
見方を正せばいいだろう、と思っていたのだが、どう
もそうでもないっぽいというのがちょっと僕にもわか
ってきた。


たしかに一面的な情報を捉えれば、すごくネガティブ
に見え、そういうジャッジをしてしまうかもしれない
。でも、それを言い切ってしまうと、それって他の人
から見たら極めて一面的な視点しか見えていません、
というのを自分で宣言してしまうことになるのだ。


そういう意味で安易に言い切らない、というのは正し
い考え方のように思う。これはコミュニケーションの
問題で、自分にとってはあくまで仮説であったとして
も、言い方として言い切ってしまった時点でそれは仮
説ではなくなるのだ。


以前にYさんと飲みに行ったときに、これについても
のすごくYさんが噛み付いてきた。僕にとってはそれ
は前提としてagreeのもとで話をすすめたかったが、
彼にとってはそれがその通りなのか、あくまで憶測な
のか、というのを非常に重要視していた。そのときは
「なんでそんなところにこだわるのか」とも思ったが
、これは僕自身、改善しないといけないところだ。