読書とケース

本を読むと、その本について思ったことなどを人と話し
合えたらいいな、と思う。なんというのか、たまに人と
話をしているときに、自分がその本の知識をベースとし
して話をしていても、相手がまったくそれを知らない場
合は話がかみ合わないということがしばしばある。


きっと、この考え方を進化させたものが「ケース」なん
だと思う。参加者が共通の資料を読み、考え、それをベ
ースにディスカッションをしていくというものだ。まさ
に同じ本を読んでそれについてディスカッションを行う
、と同じことだろう。


ただし、ミンツバーグ氏がいうように、ケースの限界も
ある。例えばまったく見たことも聞いたこともないよう
な企業の数値データだけを出されて議論をしろ、と言わ
れても、表面上の話しかできないということだ。だから
ミンツバーグ氏も提唱しているが、共通の経験のバッグ
グランドを持った人間がこれを行うと意味があるんだと
思う。


そういう意味で、Nさんなんかともっともっとこういう
話ができたらいいなと思う。