予想通りの結果

1年以上前からこのプロジェクトはこうなるだろう、と
思ってはいたが、見事に僕のシナリオ通りになった。
ダメになる予測を立てて、「ほら、みたことか」なんて
言ったところで、何の価値にもならないから他人には言
わないけど。
危機の予兆というのは末端の人間が一番よく感じる、と
いうのを身をもって知った感じだ。


でも、どうして気づかないのか不思議でならない。当た
り前に考えれば、うまくいかないというのはわかるはず
なのだが。そこを、ビジネスモデルとか顧客価値とか、
B2Bビジネスとか、技術精度とか、etc...などというこ
とばかり言っているから本質が見えなくなってくる。


結局は、「誰に、何を、どのように売る」かがはっきり
していないのだ。そこを突き詰めていかなければ答えは
見えてこない。そしてその根本にあるのは「いかに儲け
るか」ではなく「いかに世の中の役に立つか」が問題な
のだ。世の中の役に立たなければ、価値はない。


これがないから、「ザッカナラオールサスデオーケー」
なんていうことを言い出すのだ。お客さんは同じ、用途
も同じ、それなのに、"精度は関係ない"なんて、それは
おかしい。だって、精度の根拠は"お客様の意見"を元に
決めたはずなのだから。


K社のSさんだけは、「最悪のシナリオ」ということにも
言及しており、ちょっとだけ視点が高いかな、と思った