高校のサッカー部

高校のサッカー部の初蹴りに行ってきた。一応、強豪校
だけあってレベルが高いからなかなか遊びというわけに
もいかないところが、大変でもあり面白いところでもあ
る。


地元のJFLチームにもOBが多く所属していたのだが、プロ
化の方針によって、そのほとんどがクビになったとうこ
とだった。彼らとしてはずっと地元のチームでJリーグ
目指し貢献してきたのだが、非情な結果となった。レベル
を上げることを考えれば仕方ないことなのだが、そのやり
方がひどかった。


プロ化の方針を出して、プロ契約したものの、結局、それ
は解雇するための口実でしかなかったというのだ。だから
半年前にプロになったものの結局、半年後には解雇、とい
う選手が続出してしまったのだ。要は、もとから解雇あり
きのプロ化だったのだ。これにはさすがに選手も憤慨した
という。


さて今後選手たちはどうしていくのだろうか。そもそもこ
JFLというのは位置づけとして、非常に微妙なものだ。
プロでもなく、かといって毎日練習をしなければ勝つこと
はできない。それに次々とJリーグ崩れの選手が上から落
ちてくる。またチームとしての方向性も微妙だ。プロ化す
るのであれば、J2という上の目標があるが、そうでないチ
ームはいったい何を目標にすればいいのか、という問題が
ある。また、もしいざJリーグを目指すとなっても、いず
れは、選手の実力的な問題が出てくるため、本気でJリーグ
を目指すようになったらこのようにほとんどの選手がやめ
させられることになるのだ。


でも、選手たちはほとんどサッカーしかない人生を歩んで
きた人たちばかりである。あきらめきれない。だから、J
リーグからJFLへ落ちてくる選手もたくさんいるのだ。


高校時代の同期のキャプテンはプロになるチャンスが2回
もあった。でも、結局それを選択せずに今はサラリーマン
をやっている。彼はそうやってきっぱりとサッカーに別れ
をつげたのだ。
すごく、未練があるような雰囲気はあるがそれは口には出
さない。
でも、そうやって時間が過ぎていくんだろうな。