プロジェクトの会議

プロジェクト会議に参加。とりあえず作った試作品のお
披露目会、という主旨だった。


あいも変わらず、「誰が何の意思決定をするのか?」と
いうのがまったくわからない。


さらには、この試作品を見て、「誰がどんな反応をする
か」を事前に予想もしない。


だから、ただ試作品をもっていって、「とりあえず、皆
さんご意見ください」となる。
まぁ、きているメンバーを見たところで、有効な発言を
する人なんていないだろう、と思うのにだ。


会議に呼ぶ人間も考えないといけない。たんにそのテー
マが近いとか、グループ長だから、という理由だけで呼
んだところで、何も出てこないだろう。どうして、アイ
デアを出せる人、とか、そういう観点で人を集められな
いのだろうか。


まぁ、そんなこんなんで、予想通り、次回のミーティン
グまでに各自顧客のニーズを10個考えてくる、という結
論で終わった。


そこで出てくるアイデアも知れてるだろう。


そもそも、「やり方はいろいろある」「いろいろなニー
ズから考えよう」とかいっているが、「いろいろ」とい
っている時点で何もないのといっしょだ。ガラクタをた
くさん集めて「いろいろある」と言ったところで所詮は
ラクタには変わらない。求めるのは強烈なコンセプト
でなければならない。


さらにアイデアを出してきたところで、彼らがやるのは
「このアイデアの意見が多いからこれにしよう」という
本心だ。それが有効かどうかではなく多いか少ないかで
判断をする。これは顧客にニーズの仮説を立てるときも
同様である。


A. もっとも多くの顧客をカバーできそうなアイデア
B. 絶対買う顧客がいるアイデア


求めるのはBであるべきだ。これがニッチの考え方だと
思う。多数優位の考え方に鋭さは生まれない。




さてさてこんな状態だと考えるのがとても楽しい!